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ぼくのかんがえた そうるず しんさく:Minoritenとこの


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ぼくのかんがえた そうるず しんさく

 暇じゃないのに時折暇だと悶々と考えてしまうのが悲しいトコロ。
 あと平和な薔薇へ活躍できなかった元生徒たちが「何より才能を潰し、未来を潰したのは貴方達ではないですか」とミュウやリーエたちに復讐しに行く話も考えた。負け組と勝ち組と、どっちが勝っても苦いものが残ってたら個人的に大満足。
 つーか薔薇ってマジで負け組と勝ち組の差が激しいのにあんな萌え萌え空間なのはおかしいと思うんだ。

 ちなみにオリキャラ考えるのが面倒なんですかとか言わないで下さい。
 ○○の娘とか○○の息子とかでも仮名つけるのすごい恥ずかしいんだから。
 魔導世紀1080年――。
 ネバーランド共和国人間代表のアンクロワイヤーが逝去。
 それにより、魔族代表であるロゼも代表の座を辞退し、元老となる。
 次期人間代表最有力候補として挙がったのは、共和国補佐官の一人ギュフィ四世の子息であるギュフィ五世。
 新たな魔族代表も決定し、着々と任命式への準備が進むなか、ある事件が起こる。


 バージス王国領・ピュルッツ宮殿。
ハイデベルグ「今日兄さんに来てもらったのは、とある事件の収拾について依頼するためだ」
ゼロス「当然だろ。
でなきゃ誰がテメエの顔なんか見に来るか」
ハイデベルグ「…相変わらず手厳しいな。
まあいいさ、本件に入ろう。
――共和国の代表候補、ギュフィ五世が襲撃に遭った。
兄さんたちには、そのギュフィ代表の救出を依頼する」
ゼロス「相手をぶっ潰すワケにはいかねえのか?」
ハイデベルグ「犯人は身内の人間らしくてな…。
奴さん、自分の始末はなるべく自分で付けたいらしいんだが…何分目立つし、隠密行動は範囲外らしい。
オレも共和国には借りがあるし、美人の頼みは断れなくてね」
ゼロス「情けねえ奴らだぜ。
…テメエもテメエだ。
オレ達しか当てがねえのかよ」
ハイデベルグ「そんなこと言うなよ。
共和国からの代理依頼となれば、報酬も桁違いだし、救出先の警備も厳重で暴れるのには事欠かない。
おまけに、ギュフィ王国も躍起になって助けようとしてるから、同業者との小競り合いもあるだろう。
…悪い条件じゃ、ないと思うがね?」
ゼロス「…ハッ!
随分見ない間に、口は達者になったみたいだな。
いいぜ、その依頼受けてやる。
で、どこに行きゃいいんだ?」


 ――敵の目を掻い潜り、同業者を出し抜いたゼロスたちは、ギュフィ五世を救出。
 しかし。


ギュフィ五世「貴方は……誰?」
ギュフィ四世「!?」

ロゼ「……記憶が、ないのか……?」


 混乱する共和国上層部。
 そして。

兵士「申し上げます!
く、クーデターです!
新魔族代表のイグニア様が、クーデターを起こされました!」
ギュフィ四世「……何だと!?」
ロゼ「……やはりお前か、イグニア」

 クーデターは一見成功したかに見えた。
 しかし、元共和国首脳陣は、バージス王国への亡命を成功させる。


ゼロス「今度もオレ達の出番だとよ。
掻き入れ時だ、とっとと準備しろ」
アデル「………」
リディア「………」
ゼロス「…なに黙ってんだ」
アデル「嫌よ…あたしは行かない!
彼女は、…イグニアはあたしの後輩よ!
彼女のお母様もヴァラノワールの卒業生だもの、きっと何かの間違いよ!」
ゼロス「それは本人に聞くんだな」
アデル「ええ、そうするわ…。
絶対に、彼女がそんなことするわけないんだから!」
アリア「…アデルさん…」
リディア「…あたしもさ、実はそれが気になっちゃって…。
だからね、みんなとも、今日で一端お別れってことで」
アリア「リディアさん、も…?」

 少しずつ離れていく仲間たち……。

シオラ「ごめんね、ウチ、もう、無理なんだ…」

ブリジッテ「あんたなんか!
あんたなんかあんたなんかあんたなんかあんたなんか……!!」
ケイ「お嬢様…!」
ヴァン「……失望したよ、あんたには」

 遂に。

???「アリア、ゼレナ、そしてデューザ…」
デューザ「は……」
アリア「………」
ゼレナ「………」







「冥界軍、出撃せよ」
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