<初期>
スノー「はじめまして、あなたがブリジッテさんね?」
ブリジッテ「はあ?
…あんた、一体誰よ」
スノー「あなたのレベルを上げる手伝いをさせてもらうために来たの。
わたしのことはスノーと呼んで」
ブリジッテ「ふぅん…。
ま、いいわ。
アタシの足を引っ張らないようにしてよね」
スノー「ええ、努力します」
<中期>
ブリジッテ「あんた、結構強いのね…」
スノー「そうかしら?
色んなところに引っ張り出されている自覚はあるけど……」
ブリジッテ「…ふうん」
スノー「自分はそんな扱いをされたことがない、なんて思っていない?」
ブリジッテ「お、思ってなんかないわよ!」
スノー「そう、よかった…。
誰でも一様に特性を持っているし、それだけ強くなれるんですもの。
あなたが格別弱い、なんて思い込まれたら、わたしの行動は無駄になってしまうし…」
ブリジッテ「思ってなんかないって言ってるでしょ!
さ、…さっさとプレアーかけなさいよね!
早くあいつのレベルに追いついて、ぎゃふんと言わせてやるんだから…!」
スノー「はいはい…」くすくす
<後期>
ブリジッテ「もうイヤっ!」
スノー「ブリジッテさん…!?
どうしたの、一体何が…」
ブリジッテ「何が、じゃないわよ…。
アタシが、一体どれくらい努力してるか、あんたわかってるはずでしょ!?」
スノー「え、ええ…。
だから、あともう少しでレベル100だし、頑張って…」
ブリジッテ「頑張って?
ふん、よくものうのうとそんなこと言ってられるもんね…。
あんたは実力でそこまで強くなったんでしょうけど、アタシはこの通り、あんたの助けなしじゃ単なるお荷物。
…そんなアタシが、レベル上げるのにここまで努力してるのに……」
スノー「……………」
ブリジッテ「…こんなままじゃ、このままじゃ…!
アタシが強くなれるはずないじゃない!
あいつの鼻を明かせるはずないじゃない!
あんたに手伝ってもらわなきゃ、ロクに鍛えることもできないようなアタシが!!」
パシィ!ブリジッテ「……ぇ……」
スノー「……甘えるのもいい加減になさい。
あなたが自分を内心どう評価するのもあなたの勝手だけれど、わたしはあなたに期待して付き合っているわ。
あなたに同情するわけでもなく、ただ客観的に、ね」
ブリジッテ「……そんな気休め!」
スノー「もし本当に気休めなら、もし本当にあなたが無能で足を引っ張る存在であれば。
もう少し上手い、効果的な慰め方、誤魔化し方をするわ。
それくらいは大人ですもの、あなたと違ってね。
わたしは単純にあなたの成長を嬉しく思っているし、期待している」
ブリジッテ「…………そんなこと言っても!」
スノー「……それじゃあ、あなたの実力を試しましょうか」
ブリジッテ「え…?」
スノー「おいで、カイザースライム」
パシュウ!(召喚)
ブリジッテ「ちょっ、ちょっとあんた、一体何するつもりよ…!」
スノー「あなたがそこまで自分の無能さを知りたいのなら、こうやって知ればいい話じゃない?
…さ、ブリジッテさんの目を覚まさせてあげなさい」
ブリジッテ「……え、ちょっ、ちょっとーッッ!!」
~中略~
ブリジッテ「………」ぜえはあ
スノー「おめでとう、一人で倒せたみたいね」
ブリジッテ「普通、あんなの…一人で倒すもんじゃないでしょっ!?」
スノー「そうだけれど…あなたは倒せたわ」
ブリジッテ「当然でしょ!
…本当に、必死で、頭の中真っ白にして…」
スノー「ええ。
それで訊きたいのだけれど、あなたにとってカイザースライムを一人で倒せる自分は、無能なのかしら?」
ブリジッテ「…………。
フン!
なに言ってんの、このアタシが無能なはずないでしょ!?
さ、余計なことしてたんだから、とっととレベル上げ作業に戻るわよ!」
スノー「…ふふ、はいはい」
ジャドウ「……こう見ると、アレだな」
スノー「はい?」
ジャドウ「『美人女性講師が丁寧・熱血指導!
諦めていたお宅のお子様も、途端に優等生に!』との煽り文句が付いた家庭教師のチラシのような状態に…」
スノー「似てませんてば」
グェン「それだったら、俺も是非丁寧な指導を…」
ナイヅ「俺も…」
スノー「しませんっ!!」
---------------
こんな感じで。
けどぶっちゃけナイヅは非スタメンだからスノーたまとマンツーマンでレベル上げ予定だぜ。畜生うr(ry
PR