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11~15:Minoritenとこの


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11~15

 ギアスのMADムービー見てカッケーwと思う。ただそれだけ。
 視聴にまで繋がらない現実。
 ところでIFのホスト部がちゃんとハルちゃん操作らしいと聞いてほっと一安心。版権作はボリュームがアレだけど着実にレベルアップしていってるらしいし、今後も空気読んで欲しいZE。
 けど食品モノとのコラボはゲーム会社的にどう考えても鬼門だZE。
 …あれ、これTSと関係なくね?
11/「鳥の止まり木亭」
マキ美「お帰り、アキラ。
 いい気分転換になった?」
アキラ「まあね。
 あの、ちょっと聞きたいんだけど……」
マキ美「なに?
 ゲイ子なら部屋で媒酌してるわよ?」
アキラ「そうじゃなくて……。
 ニヴ貴っていう男の人が、ここを訪ねてないかなって」
マキ美「……あっらー。
 アキラって奥手な子かと思ったら、結構遊び慣れてるのねぇ。
 それともなに、実はもとから男に興味あったり……」
アキラ「なっ……ちがっ!」
バン!
ニヴ貴「誰か、戦える奴は!?」
アキラ「さっきの人!
 どうかしたんですか!?」
マキ美「へえ、アキラってば面食い……」
アキラ「あのねえ……!」
ニヴ貴「キミたち、戦えるのか!?
 さっき、変な連中が街を襲い始めたんだ。
 どうも数が多すぎて、俺だけじゃどうにもできそうにない……。
 面倒かもしれないけど、手を貸してくれないか」
アキラ「…………まさか、あいつら?」
ゲイ子「さあね。
 けど、もしあいつらだったらアキラ、あんた、ここで負い目作るよ?」
アキラ「…………っ」
マキ美「あたしは正義の味方だから、当然ながら加算するけど。
 ゲイ子、あなたは傭兵よね……割の合わないこの仕事、無視する気?」
ニヴ貴「失礼ながらそこのお姐さんは、剣戟と血潮の中で映えるタイプとお見受けするけど。
 それとも意外と、か弱く健気なお姐さんなのかな?」
ゲイ子「ははっ、色男に先手を打たれちゃどうにもできないね。
 仕方ない、一丁やってみせますか」
ニヴ貴「話が早く済んで嬉しいよ。
 じゃあ来てくれ、案内する」


12/城塞都市ニヴァ
アキラ「よかった……。
 あいつらじゃない……」
ゲイ子「安心してる暇なんかないよ。
 アタシらに敵意を持ってるってのはどうも同じらしい」
マキ美「やるしかないってことね……。
 もう、ようやく休めると思ったのに」
ニヴ貴「喋ってないで、来るよ!」

―戦闘終了後―

ゲイ子「ふん、こんなもんかい」
マキ美「アキラ、無事?」
アキラ「まあ、なんとか……」
マキ美「あなたも、……大丈夫そうね。
 大道芸人の割には、なかなかじゃない?」
ニヴ貴「一人旅なもんで。
 荒っぽいことには慣れてるつもりだよ」
ゲイ子「しかし、面倒なことになったねえ……」
アキラ「……んっ?
 え……?」

女性「……あんな人たち、今まで見たことないわよね。
 旅人、なのかしら……」
男性「きっとこいつらが、さっきの奴らを呼んだんだ……!」
老婆「おお……。
 あんなことが何度も続いたら、家が壊されちまうよ……」
子ども「かえれー!
 お前ら、モンスターが化けてるんだろ!!」

アキラ「…………ご、誤解よ!!
 だって、あたしたち、さっきあいつらをやっつけて……!」
マキ美「よしなさいアキラ。
 騒ぎの中心にいたんだから、間違われても仕方がないわ」
アキラ「けど……こんなこと!」
ゲイ子「まったく、頭硬いねえあんたは!
 ほら、とっとと宿屋に戻るよ!
 荷物まとめて出て行かなきゃ、なにされるか分かったもんじゃない」
マキ美「あら、アキラに付き合う気なの?」
ゲイ子「このままほっといて、あの世で恨まれるのも道連れにされるのもイヤだからね。
 手間かかっても後ろめたくないだけマシさ」
マキ美「なるほど?
 じゃ、行くとしましょうか。
 ほら、アキラ」
アキラ「……なんで……
 ……なんで、そんな……」
ゲイ子「…………本当。
 手間のかかる子だよ、まったく」


13/「鳥の止まり木亭」
ニヴ貴「ああ、いたいた。
 おーい!」
ゲイ子「どうしたのさ色男。
 あんたは別に何も言われなかったろ?」
ニヴ貴「甘いね、お姐さん。
 嫌な予感して宿に戻ったら、しっかりとばっちり受けてたよ。
 あと少しでも遅かったら、俺の荷物は塵と消えるところだった」
ゲイ子「そりゃあ悪いねえ。
 しかしだからって、あんたも一緒に来ることもないだろ?」
ニヴ貴「あいにく、そこの彼女との約束がまだでね。
 誰が覚えていなくても、女の子との約束を破ったなんて汚点、作りたくないんだよ」
マキ美「なかなかいい心構えじゃない。
 いいヒトに声かけてもらったわね、アキラ?」
アキラ「だから、そんなんじゃないってば……!」
ニヴ貴「それで、キミたちはこれからどうするつもり?
 こっちは当てなしのぶらり旅でさ、同行できるところならどこでもいいんだけど」
ゲイ子「とりあえず、アキラの追っ手をまくことを考えれば……
 大陸を渡ったほうがいいか」
マキ美「南のほうなら当てはあるわよ。
 そこなら追っ手が襲ってきても、返り討ちにできるわ」
ゲイ子「なら、決まりだね」
シロ「ちょっと待つっち!
 南なら、寄ってほしいところがあるっち!」
ゲイ子「却下」
シロ「んなーッ!?
 そそそ、即答っちか!!」
ゲイ子「虫の話を聞いてやるほどアタシは立派にできてないよ。
 アタシは金と、男のためしか働かないのさ」
マキ美「嘘つきねえ……」くすくす
ゲイ子「……と、胸糞のためもまあ大体あるけどさ。
 あんたみたいなクソ可愛くない虫公の話なんて、どうして聞かなきゃいけないのさ」
シロ「こ、これからワシが連れて行ってほしいのは、神殿っち。
 パラウス・ヌイにある、マスタッシュの森の奥にあるっち。
 助けてもらった礼に、財宝があるかもしれないから案内しようと……」
ゲイ子「ほう」
アキラ「あ、目つき変わった……」
ニヴ貴「わかりやすいなあ」
シロ「た、ただワシが聞いたのは噂半分のところもあって……。
 か、確定とは言い切れないっちが……」
ゲイ子「安心しな……。
 そんときゃ、白いエビフライがカラリときれいに揚がってるだろうさ」
シロ「ひ、ヒィイイーッ!!」
ゲイ子「さて行くかい。
 お宝とアタシの自由のために!」

?????「力試しだなんて、つまんない仕事だと思ったけど……。
 なかなか面白くなりそうじゃない。
 ふふっ……まさかあの女までいるなんて、ねえ……?」


14/リト 中央公園
ニヴ貴「ふう、ようやく落ち着けるね」
アキラ「そう……ですね」
ニヴ貴「そんな硬くならなくてもいいよ。
 そういえば聞いてなかったけど、名前、教えてもらえるかな」
アキラ「え……。
 あ、アキラです。
 けど、あの人たちから聞いてたはずじゃ……」
ニヴ貴「聞いてたけど、それで勝手に名前を呼ぶと、信頼してもらってるかどうかも分からないだろ?」
アキラ「…………」
ニヴ貴「それで、どうしてあのとき逃げたのか、教えてもらえないかな」
アキラ「それは……」

アキラ「……それで、あたし、追われてて……」
ニヴ貴「ふうん、それであんなこと言ってたのか。
 やっぱり可愛いから狙われてるのかな?」
アキラ「なっ……茶化さないで!
 勝手に追われて、迷惑してるんだから……!」
ニヴ貴「そっか。
 ……ごめんね、あの人たちと平気で話してたから、強い子なのかなと思ってた」
アキラ「そんなことは……。
 あたし、強くないし……それどころか……自分でも笑っちゃうほど弱くて……。
 変にプライド持って、そのくせイヤなことからすぐ逃げたくなって……」
ニヴ貴「…………。
 じゃ、ちょっとでも頼ってほしいな。
 折角仲間になったんだし、いつまでも他人行儀でいられると辛いしさ」
アキラ「…………すみません。
 守ってもらってるのに、これ以上甘えるとか、あたし、いやです。
 わがままかもしれないけど、そんなの……傲慢じゃないですか……」
ニブ貴「うーん……。
 じゃ、これ、元気になるお守り。
 あげるね」
ぽいっ
アキラ「えっ……。
 あ、あの、ちょっと……!?」
ニヴ貴「プレゼントくらいは受け取ってほしいな。
 でないと俺がフラれたことになっちゃうしさ」
アキラ「!?
 ふ、ふら……!?」
ニヴ貴「あはは、その顔も可愛いな。
 じゃね、自分虐めるのもほどほどにしなよ」


15/黄金の天秤
女性「誰か、アタシの……!」
ひったくり「どけどけぇ!」
シロ「物騒な世の中っちねえ」
アキラ「……こっちの世界でも変わらないのね、ああいうのは」
シロ「ヌシ、なにをぼーっとしてるっちか」
アキラ「へっ?
 な、なによ……」
シロ「なによじゃないっち。
 助ける気はないのかと聞いてるっち」
アキラ「……だったら自分で助けなさいよ。
 ヒトに正義の押し売りなんて、趣味悪い」
シロ「ひねくれた考え方っちね」
アキラ「悪かったわね」
???「とうっ!」
すたっ!
アキラ「!?」
ひったくり「なっ……なんだ、テメエ!?」
???「白昼堂々女性を襲い、盗みを働くとは、男の風下にも置けない奴……。
 大人しくそのカバンを返すならよし、返さないなら……」
ひったくり「うるせえ!
 とっととどきやがれ!」
???「……へえ。
 痛い目見ないとわからないってことか」
ひったくり「くっ……このぉっ!」
???「ハッ!」
ドゴッ
ひったくり「ひぎっ……」
???「ふう……。
 あー、ちょっと、そこのキミ」
アキラ「はい?
 あ、あたしですか?」
???「そうそう。
 悪いけど、さっきの女の人に、これ返してくれないか?」
アキラ「え……。
 ひったくりを倒したなら、あなたが行けば……」
???「うーん、もっともだけど、オレには使命があってね……。
 この世の悪を打ち破るため、戦士に休息は必要ないんだよ!」
アキラ「……はあ」
???「じゃ、そういうわけで!」ピッ!
アキラ「……変なの」
シロ「さすがにそれには同意っち」
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