マユラ「素朴な質問なんだが」
スノー「……はい?」
ヒロ「?」
マユラ「スノー、おまえ、感度高すぎないか?」
ぶほっ!
ヒロ「…っほ、えほっ、けほっ…」
スノー「…………マユラ?
それはどういう…」
マユラ「前から話を聞いていて思った。
お互いイくときにわざわざ調整したような素振りもないようだし、その割りに大抵イくときは同じなようだし…。
相手に合わせられるのはおまえの性格かもしれんがな、あのワガママ男相手に毎回それなら苦労するだろうに、おまえはそう思っていないらしい。
またセクハラを受けている最中を見学しても、大抵はおまえが負けて雪崩れ込むパターンがあまりにも多すぎる。
…と、いうわけで」
スノー「少なくとも淫乱ではありません」
マユラ「ヒトの気持ちを読むほど怒ってるのか?」
スノー「怒ります!
…大体、それはわたしにもちゃんと理由があるんですよ?」
ヒロ「そうだろうな。
でなければスノーが、その…そっちに手馴れているようには思わないはずだ」
マユラ「どんな理由だ?」
スノー「……その、私の、特質っていうのかしら。
気持ちを読めるから、ね…」
マユラ「気持ちが感染し易い、と?」
スノー「…と言っていいのかしら。
相手の気持ちが強ければ強いほど、わたしが読まないつもりでも相手の気持ちが伝わってしまうの。
特に無防備なときだと、シャットアウトしようとしても遅かったりするから…」
ヒロ「それで、愚兄の心理的セクハラと物理的セクハラ、両方を防ぐのが難しく、なし崩しになってしまう、ということか…」
スノー「そう、いうことね…」
マユラ「ではどうして一緒にイくんだ?」
スノー「そ、それも…まあそれと似たような感じで…。
なんでかって言うと、その、してるときは無防備になってるし、刺激も強いし、そんな調子だからジャドウが感じてるのも分かってきちゃって、わたしが感じてる感覚に、ジャドウの気持ちが上乗せされてる状態なのね?
だから、その…」
ヒロ「よくわかった。
つまり、意識せずともシンクロしてしまうわけか」
マユラ「…そう思うと、あの男は男冥利に尽きるな。
自分の好き勝手にやっていて、勝手におまえが合わせてくれるわけだ」
スノー「…………」
ヒロ「…そういう意味でも、更にあいつはスノーの気持ちを気にせず好きにしているわけだ。
腹立たしい」
マユラ「そう言ってやるな。
奴なら既に女を満足させる技術はあるだろうに」
スノー「そうよねー。
あのひとにも同じこと言われちゃって…」
マユラ「………」
ヒロ「………」
マユラ「そういえば…ここ最近…見ん奴がいるな」
ヒロ「……そうだな。
まあ、そのうち誰かの怒りが収まれば出てくるだろう…」
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物理的だけでなく精神的にもそっちの意味で責められるってスノーたまとんでもなくエロい思いしてね!?という妄想。
けど愛するジャドウさん相手だからノリノリなんであって、他の男に寝取られるなんてことになったら精神部分は完全シャットアウトで始終悟った目で相手の男を見続けてればいいよという歪んだ願望再び。
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