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ロゼ子さんの二月十四日あと白。:Minoritenとこの


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ロゼ子さんの二月十四日あと白。

 最近小ネタとなるとずっとブレソ面子しか書いてない気がするから久々ロゼ子。
 まあ前回の更新ロゼ子付きお誕生日で次回の更新封印話だが気にするな。
~ホームルーム前~
カーミラ「せんぱーい、いつもお世話になってまーす」

~一時間目終了後~
シェンナ「えへへ……。
 はい、これ、うちの部みんなからです」

~二時間目終了後~
フォルティア「あの、もしよろしかったら……」

~三時間目終了後~
メステラ「い、言っておくけどね!
 これは、その、お歳暮みたいなもんなんだから!」

~四時間目終了後~
ニルカーラ「ご迷惑でなければ、受け取っていただきたいのですが……」

~五時間目終了後~
カレン「ダイエットしてたり、しませんよね……会長?」
ロゼ「ええ、特にそういうことはしてないわね」
カレン「よかったぁ!
 あの、これ、美味しかったんで……」
ロゼ「へえ、もう味見済みなの?
 ……ああ、けど開封はしてないのね」
カレン「あ、当たり前です!
 そんな失礼なことしません!」
ロゼ「ふふ……そうよね、ごめんなさい。
 けど結構高そうじゃない……いいの?」
カレン「いいですよぉ、そんなの……。
 体育祭のあれ、きちんとお礼言えなかったし……その分も含めたら、これくらい……」
ロゼ「……ありがとう。
 後できちんと頂くわ」
カレン「はいっ!
 ……それじゃあ、私、その、失礼しますね」
ロゼ「はい、気をつけて」
 がらがら……ぴしゃん!
ロゼ「ふう……」
エティエル「……今度は誰からですか?」
ロゼ「ラクロス部の子。
 体育祭で更衣室いいとこにしてくれたお礼も兼ねて、だって」
エティエル「……そうだったかしら?」
ロゼ「バレー部は覗きとか泥棒とかで騒ぎになったから、そうならないようにしてありがとうってことじゃない?」
エティエル「あなた……そのバレー部からも覗き撃退のお礼貰ってたじゃないですか」
ロゼ「仕方ないじゃない、あれは体がそう動いちゃっただけだし。
 好意は断れないでしょ」
エティエル「そうですけど……ロゼ?」
ロゼ「なに?」
エティエル「男子の目には、……その、気をつけて下さいね」
ロゼ「………………。
 わたしはただ、お義理でくれる人が多いってだけよ?」
エティエル「……そのお義理でさえも貰えない人がいるんですから……」
ロゼ「理不尽じゃない……!」
エティエル「それでも、気をつけて下さいね……。
 あ、あと」
ロゼ「なによ?」
エティエル「はい、これ私からも。
 今年一年、お世話になってましたので」
ロゼ「…………」

~放課後~
バイアード「よーロゼ……って、すげえな……」
ロゼ「ぼさっと見てる暇があるなら手伝って!
 お菓子って言っても案外重いのよこれ!?」
イフ「ダンボールに山積みならそりゃ重いだろ……。
 相方はどうした」
ロゼ「わたしの机にある分、まだ積めてもらってる」
アンクロワイヤー「そんなにあるのか……。
 よっこら、せっと……ん、重いなっ!?」
イフ「帰りは台車貸してもらったらどうだ」
ロゼ「そうしたいところだけど、素直に貸してくれるかどうか……」
バイアード「今から積みに行ってもいいんじゃねえの?
 どうせ今日の会なんぞ大したことないだろ?」
アンクロワイヤー「決算が近いんだ。
 こんなことでお開きにするわけにはいかない」
ロゼ「そうよ。
 三月になったら卒業式と、住所録の確認でまた忙しいんだから……今のうちに雑務は済ませておかないと」
バイアード「真面目だねえ……。
 そんなだからこの人気なんだろうけどよ」
ロゼ「そう言うあなただって貰ったんでしょ?」
バイアード「お前ほどじゃないけどな。
 とりあえず、シーグライドには勝った!
 けどイフには負けた!」
イフ「…………お前、言わないっつったよな」
バイアード「忘れた!」
イフ「……てめ」
アンクロワイヤー「まあまあ、二人とも落ち着け!」
ロゼ「そうよ、下らないことで喧嘩しないで。
 ああ、そこは置かないで、チョコ溶けるから」
アンクロワイヤー「ああ、わかった」
アシュレイ「ロゼ」
ロゼ「終わった?」
アシュレイ「ああ」ずるずるずる……
ロゼ「……て、なんか、量、増えてない?」
アシュレイ「君へ渡して貰うように頼まれてたのも積めたからね」
ロゼ「……ああ、そう」
アンクロワイヤー「……今日は、台車を借りた方がいいんじゃないか?」
ロゼ「そうね、そうするわ……」
アシュレイ「これでも減らしたんだけどな……。
 異物混入してるっぽいものは適当に排除して」
ロゼ「……一応聞くけど、排除方法は?」
アシュレイ「校門の前に『どなたでもお好きにお取り下さい』の張り紙を……」
ロゼ「回収!
 今からそれも持ってきて、早く!」
アシュレイ「……有効な排除方法だと思ったんだけど」
ロゼ「それで誰かがお腹壊したらわたしの責任なのよ!
 罪悪感に苛まれるくらいならわたしが体調崩します!」
アシュレイ「それは駄目だ、ロゼ。
 僕は君のためを思って……」
ロゼ「……もういいわ、校門ね?
 わたしが行くから、あなたたちはもう会、始めてて!」だだっ
バイアード「かっちょいー」
イフ「馬鹿、からかうな」


ロゼ「はあ……」
バイアード「お疲れさん」
アンクロワイヤー「回収はできたかい?」
ロゼ「何とかね……。
 あなたたちの方は?」
アシュレイ「予定の六割程度の進行だったけど、もう切り上げたよ。
 時間が時間だし」
ロゼ「そう……会始めたのも遅かったものね。
 ……会計簿持ち出せればいいんだけど」
アンクロワイヤー「おい、……それは会長の君が言っていいことじゃないぞ」
イフ「それで、……職員室には行ったか?」どさっ
ロゼ「あー……まだ行ってない。
 今行くわ」
イフ「俺も行く」
ロゼ「何借りるの?」
イフ「……自転車の荷台用の紐」
ロゼ「ああ……。
 すみませーん!」がらっ
アリウェス「……んん?
 何だね、君らか。
 こんな時間まで真面目なことだ」
ロゼ「先生、夜分にすみません。
 カートを一晩、貸して頂きたいんですけど……」
アリウェス「カート?
 何に使うんだね」
ロゼ「あの……」
イフ「こいつ、チョコ贈られ過ぎて持って帰れないんで」
アリウェス「そんなにかい……。
 女の子だって言うのに大変なもんだね」
ロゼ「あはは……。
 女だから、贈りやすいみたいな感じっぽいですけどね」
イフ「あと、自転車に括りつけれるような紐あったら貸して下さい」
アリウェス「はいはい、じゃあ付いてきなさい」
ロゼ「お手数おかけします」
ガラッ
アリウェス「……おお、おお!
 また随分多いな!」
ロゼ「……そ、そうですか?」
バイアード「お、アリ先か。
 良かったなー、お前ら」
アリウェス「こら、バイアード。
 先生をあだ名で呼ぶな」
バイアード「へーい」
アリウェス「……しかし、血かねえ。
 今日は確実に君らの家系は何かあるな」
ロゼ「そうなんですか?」
アリウェス「伯母さんの話は聞いたことないかね?」
ロゼ「いえ、ありませんけど……」
アンクロワイヤー「伯母……さんは、プラーナ、さんだったか?」
ロゼ「ええ。
 ……何か、あったんですか?」
アリウェス「二十年以上前かな、バレンタインデーの放課後、体育館を貸して下さいとか言い出してね。
 何をするかと思ったら、あんまりぱっとしない男子生徒集めて、天井からばあっとチョコレート降らして、全員にあげたんだよ」
ロゼ「…………」
バイアード「豪快だなー」
アリウェス「後から聞いた話じゃ、ブランドもんのチョコをポケットマネーで大量購入してばらまいたらしくてね。
 それに感動した男子生徒からの人気は凄まじいもんだった……。
 結局、あの子がうちの学校で初めて三年連続生徒会長やったのかな?」
アシュレイ「それは、そうなりますね……」
ロゼ「わたしは真似しようと思いませんから」
アリウェス「そりゃそうだろう。
 今でもそんな多いのに……はい、これでいいかな?」がたん
ロゼ「あ、はい。
 ありがとうございます」
アリウェス「紐はどのくらいの長さだい?」
イフ「ん……。
 これでいいっス」
アリウェス「じゃあ二人とも、ここにサインして……。
 うん、よし。
 気をつけてお帰り」
ロゼ「はい、さようなら」
アンクロワイヤー「失礼します」
バイアード「ロゼは、先生に渡さんのか?」
ロゼ「……え、あ、先生、これ……」
アリウェス「はは、ありがとう。
 去年から君は十分頑張ってるんだから、そこまでしてもらわんでもいいとは思うがな」
ロゼ「……いえ、こちらこそ、先生たちにはいつもご迷惑おかけしてますので。
 それでは、これで……」
アリウェス「うん、気をつけて帰りなさい」

ロゼ「それじゃ、一応みんなにも渡しておくわね。
 バイアード」
バイアード「へーい」
ロゼ「はい、これイフの」
イフ「ん」
ロゼ「アンクロワイヤー」
アンクロワイヤー「ありがとう」
ロゼ「どう致しまして。
 あー……シーグライド、どうしよ」
バイアード「げた箱に入れときゃいいだろ」
ロゼ「そうね、ここ寒いから溶けないだろうし」
アンクロワイヤー「残りは幾つなんだ?」
ロゼ「三つ。
 ギュフィとマチルダ、ネーブル、クライスたち四人、ジル、あと先生たちにはもうあげたし……。
 誰の分だっけ……」
イフ「アシュレイは?」
ロゼ&アシュレイ「今朝」
イフ「……なるほど」
バイアード「学校外のやつなんじゃねえの?」ニヤニヤ
アンクロワイヤー「おい、バイアード。
 そう言う冗談は……」
ロゼ「そうだったわ、忘れてた!」
アンクロワイヤー「え?」
バイアード「マジか?」
イフ「……」
ロゼ「とりあえず、渡しに行くだけはしておくから、アシュレイたちはもう先に帰っておいて!」だだっ
アシュレイ「わかった」ガラガラガラ……
バイアード「……お前、心配じゃないのか?」
アシュレイ「渡す相手は僕も知っている。
 身内と、身内のようなものだ」
イフ「……身内はともかく、身内のようなものって何だ」
アンクロワイヤー「そうだな。
 詳しく話を聞かせてもらうとしようじゃないか」
アシュレイ「…………はぁ」


ロゼ「あー……。
 とりあえず、全部完了!」
プラーナ「お疲れさま」プップー!
ロゼ「ぶっ……!
 プラーナ、さま……」
プラーナ「ヒロにちょっと話あったんだけど、ロゼちゃんがすぐ降りてきたってことは今、留守っぽい?」
ロゼ「は、はい」
プラーナ「そっか、それなら仕方ないわね。
 ……来なさいな、送っていくわよ。
 この時間なら走っても晩ご飯まで間に合わないし、お腹すいてるでしょ?」
ロゼ「はい……。
 それじゃ、あの、失礼します」ガチャ
プラーナ「ごめんね、散らかってて」
ロゼ「いえ、そんな」
プラーナ「シートベルト、場所わかる?」
ロゼ「はい、大丈夫です」
プラーナ「ん、よかった。
 ……で、今日ヒロのとこ行ったのはどうして?」
ロゼ「……お世話になってるから」
プラーナ「ああ、チョコ?
 郵送で送ればいいのに、当日渡しに行くなんてロゼちゃんたら律儀ねぇ」
ロゼ「いえ、忘れてたんです。
 他にも何人か、学校外で渡す人がいたんで、ついでだし」
プラーナ「ふぅん……。
 そう言えばロゼちゃん、今、好きな人いないの?」
ロゼ「…………い、ません」
プラーナ「なにその間、あやしーい」
ロゼ「考えてたんですっ!」
プラーナ「考えてたってことは、気になる人くらいはいるのね。
 いいなあ、青春よねえ~」
ロゼ「……いませんてば」
プラーナ「ふふっ、わかってるわよ。
 まあ若いもの、そう言うあやふやな感情は今のうちに楽しんでおきなさい」
ロゼ「……あやふやって、何ですか」
プラーナ「好きは好きでも、色々あるじゃない。
 身内としてなのか、友人としてなのか、そう言うのじゃない、もっと別のものなのか。
 もしかして、嫌いなのか、とか」
ロゼ「…………」
プラーナ「そんなね、相手に対する感情を掘り下げることさえ躊躇うような気持ち、人生で一度や二度は味わうものよ。
 でないとすーぐ周りの情報に振り回されて、面白くない人生送っちゃうんだから」
ロゼ「……プラーナさま、そんな気持ちになったこと、あるんですか?」
プラーナ「ふふ……。
 ロゼちゃんが話してくれなかったから、秘密」
ロゼ「…………」
プラーナ「格好付けたい時期だもの、気持ちはわかるけどねー」
ロゼ「だから……っづ!」
プラーナ「ごめん、ちょっと通り過ぎたわ。
 ……っと、これでよし。
 ロゼちゃん、平気?」
ロゼ「……ちょっと、舌噛みました」
プラーナ「らら、ごめんね。
 スノーちゃん、美味しいの作ってくれてるんでしょ?」
ロゼ「もう届きました?」
プラーナ「うん、こっくり濃厚で美味しかったわよー。
 ココアの甘さと珈琲の苦さが丁度いい感じで」
ロゼ「良かった。
 ……母に、そう伝えておきます」
プラーナ「お願いね。
 ……あ、そだ。
 今日のスノーちゃん、ストッキング何色だった?」
ロゼ「覚えてませんけど……」
プラーナ「そっかあ、残念。
 そう言えば、ロゼちゃんはロゼちゃんであげる分はもう手作り?」
ロゼ「はい。
 ……お返しは多いから母に手伝ってもらってますけど、バレンタインは個数決めてますし。
 まあそれでも多いから、大量生産気味で気持ちなんて込められないんですけどね」
プラーナ「ふうん、そうなの。
 ……気になるひとに、美味しいと思ってもらえればいいわねえ」
ロゼ「だから、いませんてば……!」
プラーナ「はいはい、わかってます。
 ……はい、到着」
ロゼ「……ありがとうございます」
プラーナ「ん、そんじゃねー」
ロゼ「さようなら」
プラーナ「ばいばーい」ぶろろぉん……

ロゼ「ただいま」からからから……
スノー「おかえりなさい。
 早かったわねえ、電話貰った時は結構時間かかると思ったけど」
ロゼ「うん……、ちょっとプラーナ伯母さまに会ったから送ってもらって」
スノー「あら、そうなの?
 お礼にお食事誘えば良かったのに……」
ロゼ「母さま、むこうにも都合があるんだから。
 ああ、あとケーキ届いたって。
 美味しかったって言ってた」
スノー「そう、よかった」
 がらっ
ロゼ「はー、ただいまぁ」
アシュレイ「お帰り」
ジャドウ「……早いな。
 一人寂しく残飯漁る予定の割に」
ロゼ「プラーナ伯母さまに送ってもらったの。
 母さまー、ロールキャベツもう一つ取っていい?」
スノー「我慢しなさい。
 お腹いっぱいにしたらデザート食べれないでしょう?」
ロゼ「それじゃこの、小さいの二つにする。
 ああ、あとね母さま」
スノー「なあに?」
ロゼ「プラーナ伯母さまに母さまのストッキングの色聞かれたんだけど、あれなに?」
スノー「…………」
ジャドウ「…………」
アシュレイ「…………」
スノー「ロゼ、お汁こぼれるわよ」
ロゼ「わわ……!
 あーもー……布巾ちょうだい」
スノー「はいはい」
ジャドウ「あの女……」
アシュレイ「後で、メールでもしようか?」
ジャドウ「ガキが気を使うな。
 俺が後で言う」
スノー「あなた墓穴掘るから結構です。
 はい、それじゃあ召し上がれ」
ロゼ「はーい、いただきまーす!」
スノー(この子がこのまま純粋でいれたのは幸運だけど……。
 セクハラもわからないのは、ちょっと……)
ジャドウ「こいつのは単なる鈍感だろう」
スノー「心読まないでください!」
ロゼ「んー?」がっつがっつ
アシュレイ「…………」
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