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SF3魔王軍面子の内情~日常編~:Minoritenとこの


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SF3魔王軍面子の内情~日常編~

 反応ないのにこのネタを続けていく自分に乾杯。
 とりあえずスノーたまを赤面させたいスノーたまに叱られたいスノーたまを動揺させたいスノーたまを驚かせたいスノーたまを謝らせたいスノーたまに癒されたいなでなでされたいという気持ちをぶつけてみた。
 …前からそんな気持ちは汲み取ってましたかそうですか…。
スノー「ふう…」
メイミー「お疲れ様でした、スノーさま」
スノー「メイミーさんもお疲れ様。
わたしはここの勝手がよく分からないから、付き合わされると色々大変でしょう」
メイミー「いいえ、そんなことはありません。
スノーさまはお茶には毎日付き合ってくださるし、ヒロの数少ないお友だちなんですもの。
それに魔王軍内では珍しい女性武将…女性同士、少しでも居心地を良くするために結託しなきゃいけません」
スノー「そこまで頑張らなくてもいいと思うけど……」
メイミー「いいえ!
…スノーさまが人間だということで差別する者は、悲しいことですが確かにいます。
彼らにそのような考えが間違いだと気付かせれば、こうやってお城の一室にスノーさまが閉じこもることもないはずなのに…」
スノー「…警戒されていることはよく分かるわ。
けど大丈夫、非難されるのが怖くて閉じこもっているわけではないもの」
メイミー「!
…ごめんなさい、そんなつもりで言ったんじゃ…」
スノー「分かっているから、大丈夫。
けどそうね、…閉じこもってると思われないようにも、少し出てみようかしら」
メイミー「あともう少しすれば書類を受け取りに父が来ますし、スノーさまがわざわざ届けにいかなくても…」
スノー「…だったら今日は、お父様と一緒にお茶をしてみたらどうかしら。
たまには親子水入らずで、ね?」
メイミー「いえ、そこまでしなくても…。
父とはたまに会話はしますから……」
スノー「それに、個人的にあのひとと会って話したいことがあるの。
いいかしら?」
メイミー「…そう、なんですか…?
あの、でしたら…お気をつけて、いってらっしゃい」
スノー「いってきます」
 キィ…バタン

 カツコツカツコツカツコツ…
スノー(あのひとにバイアード殿の口封じ役で連れてこられたようなものだから…家族でいることに引け目があるのね。
結果的に溝が埋まればいいけど…仲介役があのひとっていうのは確かにねえ…)
ゴルベリアス「何だ、一人か?」
スノー「こんにちは、ゴルベリアス…
あなたこそ、今日はお一人なんですか?」
ゴルベリアス「ああ?
女たらしや変態と俺を一緒にすんなよ」
スノー「いえ、そうじゃなくて…その、配下の方を連れて歩いていた印象があるものですから」
ゴルベリアス「…ああ、あれか。ま、気分の問題だな。
あんたが珍しく一人でほっつき歩いてるのと同じ理由だ」
スノー「そうですか…」
???「おや?
奇妙な取り合わせがあるものだ」
スノー「!」
ゴルベリアス「………ド変態が。
今度は何だ、覗きか?」
ルドーラ「覗きとは失礼な…
監視と言ってほしいな、監視と」
ゴルベリアス「てめえがやりゃあ視姦になんだよ」
スノー「………」
ルドーラ「あまりそういうことは淑女の前で言うものではないな。
御機嫌よう、女王陛下」
スノー「…こんにちは」
ゴルベリアス「女王?
こいつの国はもう滅んでんだろ?」
スノー「………」
ルドーラ「滅んではいても、女王であった事実には変わりない。
何より、聖地の女王として生きた尊き御身が、魔王の姫君としてこの地に安住しているなど――素晴らしい背徳ではないか」
ゴルベリアス「へーへー」
ルドーラ「その上、それまでは亡国の民への後ろめたさか部屋に篭りきりであったというのに、今は白昼堂々と! 陛下の寵愛を強請りに自ら赴くとは、なんたる放蕩、なんたる堕落!
…ああいやいや分かっておりますとも、貴女様のお気持ちは手に取るように分かります。
ただ女王陛下はほんの少し、我慢ができなくなった、ということぐらいはねえ?
まま、普段から陛下のアレ(触手)も含めて擬似的な(略)をなさっている女王陛下ならば致し方ないこと…!
いやいやいくらそれが淫猥であっても自分の気持ちに素直になるのは素晴らしい……しかし、陛下がお忙しいとあらば、私が相談に乗っても」

ゴゴォオン…
 …ドゴォオン…
シーグライド「て、敵襲!?」
アリウェス「陛下、ご無事で!?」
ジャドウ「無事だ無事だ。
あー…あとあれは放って置け」
アリウェス「しかし、あれは確かに、我らの天敵たる聖なる力を宿しております…!」
シーグライド「そんなものを使えるのは、我が軍にはいないはず!」
ジャドウ「一人人間が使えるから放っておけ。
大方、害虫退治に全力を尽くしてしまっただけだろうよ」
アリウェス「………は?」

スノー「…すみません、あまりにも我慢ならなくて…」
ゴルベリアス『気にすんな。
俺もあまりのキモさに本気出しちまったからな』
スノー「あはは…変身するとは思っていませんでした…。
やっぱり、そうじゃないと駄目なんですか…?」
ゴルベリアス『こっちの格好のほうが威力でかいんだよ。
ちょっと経てば元に戻るから、あんたもとっとと他所行っとけ』
スノー「あ、はい…お言葉に甘えますね。
それでは失礼します、ゴルベリアス」
ゴルベリアス『おう』

スノー(やっぱりそういうふうに見られてるのかしら…
呼ばれた以上はある程度のリスクは背負うつもりではあったけど、ああいうセクハラまで考えてなかったのは我ながらツメが甘かっ…)
ザラック「御機嫌よう、女王陛下」
スノー「こんにちは、ザラック
…あなたも、わたしをそう呼ばれるんですか?」
ザラック「おや、誰か別のものが貴女をそう呼ばれましたか?」
スノー「ええ、ルド…」
ザラック「ああ分かりましたそれは申し訳ありませんね。
ではリトル・スノー様、会集命令がないにも関わらず、外を出ていらっしゃるとは…
何かありましたか?」
スノー「いいえ、そういう気分になっただけです。
メイミーさんに出不精だと指摘されたので、散歩がてらに書類を届けようと…」
ザラック「成る程…マリアのときほど騒がしくはありませんが、相変わらず城内では人間への風当たりは厳しいでしょうしね。
貴女のお気持ちはお察し致しますよ」
スノー「………」
ザラック「そのように深刻にならずとも宜しいかと…
そう…、城内の者たちに認めさせるために、いいことを教えて差し上げましょう」
スノー「はい?」
ザラック「陛下と貴女の御子ならば、必ずやヒロ様をも超える魔力を持つ後継者が生まれましょう。
そうなれば、彼らとて貴女に陰口を叩くような真似はしませんよ」
スノー「…ざ、ザラック、それは…!」
ザラック「まあ気長に待つことです。
貴女が陛下の我がままを聞いて差し上げれば、私たちも多少は負担が減るかもしれませんしね」
スノー「ちょっ、あの、それはどういう…!?」
ザラック「私はこれで失礼します、リトル・スノー様
不機嫌な上司からとばっちりを喰らって、多忙ですから」
スノー「……す、すみません……」かぁあ~
ザラック「はて、何のことやら…?」

カツコツカツコツカツコツカツコツカツコツカツコツカツコツカツコツ
スノー(もーもーもーもーもー!
なんでああいうこと言うの、自分だって前会ったときとは違う香水の匂いさせてたくせに!※女遊びの激しさを表します
…けど、協力者が増えることで、そういうことを期待してる人も出てくるだろうし…
別に赤ちゃん欲しくないわけじゃないけどやっぱり改めると恥ずかしいと言うかうん、物凄く恥ずかしいんだけど…)
???「どうかされましたか?」
スノー「え、いえ、ちょっと、考え事をしていただけですから…!」
アリウェス「左様で…」
スノー「あ、あの…ジャドウは、今、いますか?」
アリウェス「いらっしゃいます」
スノー「そうですか
お邪魔したいんですけど、いいんでしょうか…?」
アリウェス「陛下からは、貴女様であれば自由にさせるようにと承っております」
スノー「…そう、ですか…。
じゃあ、失礼しますね…?」
 ギィ…
シーグライド「………フン」
スノー「………」
 …バタン

スノー(まあ…そういうことを考えるよりも先に、できる範囲で関係緩和に努力するしかないわね…)
バイアード「おお、スノー様でいらっしゃいましたか…」
ジャドウ「………」
スノー「こんにちは、バイアード、ジャドウ。
お仕事中、お邪魔して構わなかったですか?」
バイアード「いえいえ、これからそちらに向かうところでしたので…
それにしてもスノー様がこちらにいらっしゃるとは珍しい。
何か、ありましたかな?」
スノー「特には何も。
ただ、散歩がてらにこちらに書類を届けに来ただけですから」
バイアード「そうですか…」
スノー「あ、少し、お願いがあるんですけど…」
バイアード「私にですか?
何なりとお申し付け下さい」
スノー「あの、…言い辛いんですけど、途中、ルド…」
ジャドウ「どこぞの変態に出くわしたことはよく分かった
それで、思わず貴様が手加減なしでラ・デルフェスを放ったこともよく分かった」
バイアード「…つまり、廊下の修復を頼みたいと?」
スノー「いえあの、それもあるんですけど…!
わたしが出て行ってしまったから、わたしの執務室にはメイミーさんが今ひとりでいるんです。
だから…」
ジャドウ「バイアード、退室を許す」
バイアード「はっ」
 だっ
アリウェス「バイアード様!?
ご退出であらせれば我らに一言申しつけ…」
バイアード「それどころではない!」
 だだだだだだだ…

アリウェス「…へ、陛下?」
ジャドウ「扉を閉めておけ。
ついでに人払いもな」
アリウェス「は、ははっ」
 ギィ…
スノー「…人払いするほどのことはないと思いますけど?」
ジャドウ「女王陛下は他人に見られながらするのがお好きとはな。
今の今まで知るよしもなかった」
スノー「違います…!
そういうつもりで来たわけではありません」
ジャドウ「ならば何の用件で来た?」
スノー「はい、これ」
ジャドウ「………」
スノー「これでわたしの目的は達成されました。
それじゃ、失礼しますね」
ジャドウ「待て」
スノー「は…? んぷっ」
ジャドウ「………
大人しく待つのもいい加減飽きた。
大体、何ゆえ掛かった獲物相手に俺が我慢せねばならん…」
スノー「…だから、わたしが自分で来るまで待ってたんですか?」
ジャドウ「自分の女と乳繰り合うため玉座を離れる魔王など、威厳も糞もない。
かと言って、逐一来いと命令しても味気ない」
スノー「………それはそれは、ご苦労さまでした。
頑張りましたね」よしよし
ジャドウ「…貴様、ふざけているのか」
スノー「そんなことないですよ。
ちゃんとご褒美はあげますから…拗ねないで…?」
ジャドウ「ふん…」



バイアード「…何故まだそこにいる?
もう、勤務時間はとうに過ぎていると思うが…」
シーグライド「いや、しかし、陛下が人払いを命ぜられたので…!」
バイアード「…まあ何刻前かは知らぬが、もういいだろう。
陛下もご自分で結界を張られているようだし…自室に帰りなさい」
シーグライド「は…」
バイアード(そんなにスノー様自ら来たのが嬉しかったのか…
陛下もまだまだお若いというか単純というか…)
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