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SF3魔王軍面子の内情~陰謀編~:Minoritenとこの


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SF3魔王軍面子の内情~陰謀編~

 久々のこれでお茶を濁してみるテスト。
 しかし久々に書くとそれはそれでとても楽しい。
 というか馬鹿な雑談を偉い面子で書くのがとても嬉しい。
 そーいや五魔将って元天界住人でいいんですよね?
 ネバランで暮らしてたら戦争起こったから超技術ごと天界に引き上がって神扱い、という方針で合ってるんですよね…?

 あとジャドウさんがおばかになってるのはきっと気のせい。
スノー「んにゃぁあっ!?
ふに、にぅ、ん、にゅうぅうっ!」

スノー「あ……ふにゃ……
じゃど、じゃどうぅ……」

スノー「おにぇ、がい…ジャドウ……。
こ、ここ、おかしくにゃって……とまら……にゃぁあんっ!」


ジャドウ「……という展開が起きんのだが」

in魔王軍定例会議(毎回のようにルドーラは不参加)

バイアード「………………」泣きたい…
ゴルベリアス「起きるワケねえだろ」
ザラック「それより具体的に理想を提示し始めたということは、かなり切羽詰っていると受け取ってよろしいのですか?」
ジャドウ「はん、俺が切羽詰ることなどあるはずがなかろう」
ゴルベリアス「ならその毎回移動してる生傷は何だよ」
ザラック「治りが早い割りに、その日のうちか翌日には傷付けられてるのでしょう。
獣の爪は鋭いですしね」
ジャドウ「…………」
ゴルベリアス「なんだ、図星か?」
ジャドウ「五月蝿い。
しかし実際、ああなってからは奴の凶暴性は日に日に増しつつある。
これは、『白の薬』の作用と見ても構わんだろう」
ゴルベリアス「ただ単に爪立てるコツわかってきただけじゃねえか?」
ザラック「あり得ますね」

ジャドウ「そもそも何故『白の薬』が届かんのだ。
バイアード、あの商人への連絡は」
バイアード「再三行っておりますが、何分『白の薬』はこの時勢には必要ないもの…。
こちらが煽り立てたこともあり、随分焦燥しておりましたが、芳しい成果はないようで…」
ジャドウ「…ふん、やはり人間風情は役に立たぬか。
ここで武力を担う者なら殺して替えを持ってくればいいが…」
バイアード「はい、かの商人に代理となる者はおりませんゆえ、今しばらくのご辛抱を…」
ジャドウ「まあ良い。
人間相手にそこまで期待するほうが異常なのだからな」
ザラック「とは言いましても陛下。
別の道を探るとなれば、それはそれで危険かと」
ゴルベリアス「解毒剤…っつっていいのか?
作るにしても、モノがねえと意味ねえしな」
ジャドウ「変化(へんげ)をもたらす薬物についての調査は?」
バイアード「変化の魔術に精通するのはマリアンルージュの者たちではありますが、かの国は無名兵団の支配下です」
ジャドウ「ならば南に侵攻を開始せよ。
今までの温存期間を考えれば、一気に攻めてたところで無理はない」
ゴルベリアス「異議はねえな」
ザラック「同感です。
しかし、マリアンルージュに到達するよりも先に『白の薬』が届く可能性もありますが」
ゴルベリアス「それで侵略止めるってのもおかしな話だろ。
あのキャンキャンうるせえシリニーグもついでに潰せば精々するしな」
バイアード「畏まりました。
では今後、我が軍は大陸南西部への侵略に向けて準備を致します」
ジャドウ「よかろう」
バイアード(…これでようやくまともな会議になった…)
ゴルベリアス「そういや、あの女は呼ばねえのか。
当事者抜きにして話進めるのも今考えてみりゃおっかしな話だしよ、大体あいつは『異界の魂』だろ?
俺らを復活させる知識を持ってんなら、自分の体を元に戻す方法くらい分かるんじゃねえのか」
ジャドウ「当然それは俺が何度か持ちかけたし、今もバイアードの娘から聞くように告げてある。
しかし、どうもその変化の影響で、奴の『異界の魂』としての能力も損失した部分がある」
ザラック「それが全知の能力であると…?
しかし、それでも事前にそういう方法を知っている可能性は…」
ジャドウ「…奴の『全知』は頭の中にアカシックレコードという情報の塊を利用できる道が造られているだけだ。
つまり、奴は自分の知らないことは知らないままに放置できる。
あるものについての知識を得たくばそう思うだけで、無駄なことは一切知らず、それだけの知識を得る。
辞書のように流し読みなり閲覧なりは出来んらしい」
バイアード「つまり、スノー様はそれについて何もご存じないと…」
ゴルベリアス「はん、勿体ねえ話だ。
アカシックレコードへの道なんざ、一度死んでも惜しいもんだってのによ」
ジャドウ「あれが自分には過ぎたものだと分かっているのだろう。
知識の探究を重んじるゆえに迫害された連中を思えば、殊勝な心がけと言える」
ゴルベリアス「そりゃイヤミか?
天界んときに子種にもなってなかったガキが」
ジャドウ「生憎俺は子種から生まれてはおらんのでな。
そも子種どうこうで言えば900年現界しながら世継ぎを作らん貴様のほうが怪しいが」
ゴルベリアス「変態どもと後継者が必要な連中とは違った理由でいらねえからな。
大体、その手の感情は天界に置いてきた」
ザラック「一族の長となれば、それだけで引く手数多ということですか。
相手が醜女ではその気も起きない…いや、削がれたのかな?」
ゴルベリアス「うるせえ、人間の女の味見にわざわざ下界した奴に言われたかねえよ」
ザラック「私は女性に対し、粗野な態度を取った覚えは一度たりともありませんから問題ありません」
ゴルベリアス「そういう問題かよ?」
ジャドウ「知らん」

ザラック「その上、私はジャネス様のように自らの血に価値を見出すほど大それた立場におりませんのでね。
認知を迫られたこともままありますが…それは私のすべきことではないと思い、金子を与えて好きにせよと申したことしか覚えておりません」
ジャドウ「どう考えても口止めだな」
ゴルベリアス「普通に考えりゃそうだよな」
ザラック「……ま、私の話はよろしい。
問題はリトル・スノー様のことです。
あのままにすれば、我々にも支障が出るでしょうしね」
ジャドウ「貴様らしからぬ強引な話の戻し方だがまあよかろう。
事実、スノーの仕事は貴様らに分担している」
ゴルベリアス「は…?
そりゃマジか?」
バイアード「事実ですが、一番仕事の進みが遅い方には憤慨してほしくはありませんな。
スノー様は現在、精神が不安定な状態であるため、冷静な判断は難しいと判断し、政務からは遠ざかって頂いております」
ゴルベリアス「わざわざ獣モドキに擬態しただけだろ?
そこまで甘やかす必要あんのか」
バイアード「…確かに、この件をスノー様お一人が起こしたのなら、我々も冷静な対処を取らざるえないのですが…。
もとはと言えば陛下のわがまま…否、ご意思からやや強引に軍属された方。
その上、今回もまた陛下の好奇心からスノー様をあのような状態にしてしまったため…」
ザラック「…罪滅ぼし、ということですか?
それにしては多少不器用すぎますね、陛下。
むしろこの有様では過保護と言ってもいいでしょうに」
ジャドウ「何とでも言え。
奴の精神が安定すれば、それに越したことはない」
ゴルベリアス「はあ…?
おい、そこまで酷くなってんのか?」
バイアード「スノー様も焦っておられるのでしょう…。
いくらメイミーが慰めても、一人になりたがられる一方で…。
日に日に、周囲に対しても過敏になっておられる」
ザラック「……で、その過敏になっている状態のリトル・スノー様を、ご要望のままお一人にさせることが多い、と?」
ゴルベリアス「…どっかの変態の格好の餌食だよな。
つーか、一人にさせりゃあ逆にヤバいんじゃねえか?」
ザラック「まず、更に精神状態が悪化するでしょうね」
ゴルベリアス「まともに考えりゃそうだよな」
ジャドウ「………………」
ザラック「どうなされました、陛下?」
ジャドウ「バイアード、後は任せる」
バイアード「は?
へ、陛下?」

シュン…!

ゴルベリアス「あんなときだけおっそろしいほど動き速いな…」
ザラック「お父上に似られたのでしょう。
あの方とはまた違った方向性ですが、愛妻家であることには違いありませんし?
ところで、バイアード」
バイアード「は?」
ザラック「陛下がもう戻られないとなると、我々も早々に解散したほうがいいと思うのですが」にっこー
ゴルベリアス「賛成だな。
残ってる議題なんてまともなもんねえだろ」にやにや
バイアード「いや、しかし、今後の方針を更に明確に決めるべきでは…」
ゴルベリアス「明確に決めたところで忠実に事が運びやしねえよ。
大まかに決めて大まかにやってりゃいい」
ザラック「まあそれについては折々話すとしましょう。
では、これで私は失礼」
ゴルベリアス「俺も戻るぜ」

シュン…!
 シュウ…

バイアード「………………」



メイミー「一体何の用です!
スノーさまと恋人だからって、断りもなしに真昼間から訪ねるだなんて、失礼じゃないですか!」
ジャドウ「スノー、いるか」
コンコン
ジャドウ「…………」
メイミー「人の話を聞いているんですか!?」
ジャドウ「貴様の常識を俺に持ち込むな。
おい、スノー」
ガチャガチャガチャ
メイミー「ちょっ、やめなさい!
スノーさまが入ってこないでと言われたんですよ!?」
ジャドウ「俺は直接言われていない」
ガチャ…ガキン!
メイミー「なっ…」
ジャドウ「スノー、入るぞ」
メイミー「あ、ちょっ、ちょっと待ちなさい!」
ジャドウ「…………」
 ずかずかずかずか
メイミー「やめなさいってば!
あなたは、恋人の願いも聞けないんですか!?
気持ちを察してあげることもできないなんて、最低だと…」
 ぱたぱたぱた…
ジャドウ「……………」
 はた
メイミー「………へっ?」


スノー「……ふにゅ……
にゃ……ぅうん……」
 ごろごろごろ…
メイミー「す、スノーさま?」
ジャドウ「…………おい、バイアードの娘」
メイミー「っ、メイミーです…!」
ジャドウ「貴様、いつもこの時間に遠ざけられるのか」
メイミー「…え、ええ、まあ…そうなります、けど…。
も、もしかして……これが理由?」
スノー「……に……」すかー
ジャドウ「……………」
メイミー「……………」
ジャドウ「…………………」
メイミー「…………………」
ジャドウ「………………………」
メイミー「………………………」
ジャドウ「…スノー、貴様ぁああ!」がばっ
メイミー「!?」
スノー「ぴっ!?
やっ、ちょっ、ジャドウ!?
にゃんでいるんですかぁああ!!」じたばたじたばた
ジャドウ「五月蝿い!
俺を無駄に心配させた罪の重さをその身で味わえ!」はがいじめじめ
メイミー「……………」
スノー「いやーっ!
ちょっ、にゃに、どこさわって……っ!」

カッ!



~後日~

ザラック「ま、猫に擬態すれば睡眠時間ぐらいは増えるでしょうねえ」
ゴルベリアス「あの性格なら、テメエのだらしねえ寝顔見られたくねえってんで、人払いするのも頷けらぁな」
バイアード「…貴方がたは、それを知っていて陛下を煽り立てたと…?」
ザラック&ゴルベリアス「さー」
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