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1~5:Minoritenとこの


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1~5

 地の文は結局なくすことにしました。
 テンポ悪くなるから文章増やすなら会話文増やしたほうがいいと判断。
 それでも気持ちなんかしっくり来ないんですけどねー。
1/ラングレーの森

アキラ「どうしてこんなことに……
 一体ここはどこなのよ……
 …………よ?」
アサシン「見つけたぞ」
アキラ「!!
 だ、誰!?」
アサシン「貴様に恨みはないが、我らの使命、果たさせてもらおう。
 我らが主の命により、その命、貰い受ける!」
ざっ
アキラ「きゃっ……!?」
 (足が、靴でもつれて……!!
 あ、あれ……これ、普段着なのに?)
???「ちょいと待ちな」
アキラ「まだいるの!?」
???「なに、ただの通りすがりのモンさ。
 面白そうだからアタシも参加させてもらおうってね。
 ……もちろん、お嬢ちゃんの方にだけど」
アキラ「え……
 お嬢、ちゃん……?」
アサシン「いいだろう、女。
 貴様共々、まとめてあの世に送ってくれる」
???「お嬢ちゃん、あんた剣は使える?」
アキラ「お嬢ちゃんって誰……?」
???「チッ……にっぶいねえ。
 アタシの目の前にいるあんたのことだよ。
 死にたくなけりゃ、そいつで自分の身を守るんだ。
 わかったね?」
アキラ「え……
 え…………(胸むにむに)
 え………………(頬ぷにぷに)
 え……………………(お尻もにょもにょ)」
???「ちょっと……これから戦うってこと分かってるの?」
アキラ「……つ、ついてない……」
???「はん?」
アキラ「下っ、ズボンっ、その、アレが、なくなったの!!
 なんで、あ、あたし、男だったはずなのに!?」
アサシン「クク…娘のほうは混乱しているようだな。
 行くぞ!」
???「チッ!
 お嬢ちゃん、話はあとで聞いたげるから!」
ぎぃん!
アサシン「チッ!」
???「ぉおおおおッ!」
アサシン「っく!?」
アキラ「……え……へ……あ……う……」


アキラ「い、いやぁあああああああ~~~~!」


2/ラングレーの森戦闘終了後

???「へえ、案外やるじゃないか。
 ……んむ、こいつら結構いいの持ってるね……」ごそごそ
アキラ「あ……
 ああ……あ……」
???「なにボーッとしてんのさ。
 ほら、あんたもアイテム拾うの手伝いな」
アキラ「ひッ……
 い、いやっ……見せないでっ!」
???「はあ?
 そうは言うけど、あんたもこいつら斬ったじゃないか。
 なに、もしかして、初めて……とか?」
アキラ「あ、当たり前、でしょ……!
 ……ふ、普通に暮らしてて、人を、斬る、なんて……」
???「ふん……。
 ま、今の若い子だったらそんなもんかもしれないね。
 いいさ、アタシがやっとくから、あんたはそこで大人しくしてな」
アキラ「…………」
 (もう沢山よこんなこと…!
 いつの間にか知らない建物にいると思ったら、おじーちゃんたちに囲まれてるし!
 しかも力を示せとか言われて何もわかんないし!
 閉じ込められると思ったら『慰み者』とか聞こえちゃうしぃいい!
 あーけど、あの時点で本当は気付くべきだったのよね……。
 けど普通……自分が女になってるだなんて……ありえないでしょ……)ぶつぶつぶつ…
???「顔はいいのに、暗い子だねえ。
 まあいいさ……事情はよくは知らないけど、身寄りはないんだろう?
 だったら一緒に街まで着いて行ってあげるから、それまで大人しくしてな」
アキラ「あ……あたしは、別に。
 暗くなんて、ない……わよ」
???「わかったわかった。
 よし、大体アイテムも取ったし……行こうか。
 あんた、名前は?」
アキラ「あ、アキラ…」
???「変わった名前だね。
 アタシの名前はゲイ子」
アキラ「………………」
ゲイ子「ん?」
アキラ「いや……
 その、どうしてかあなたの名前を知ってるような気がするんだけど……
 けど微妙にその名前じゃないような気がして……」ぐわんぐわんぐわん…
ゲイ子「あんたとアタシは初対面。
 だから気のせいだって」
アキラ「そう、よね……」
ゲイ子「じゃ、とっとと行くよ。
 またあいつらの仲間が追ってくるかもしれないしね」
アキラ「あ、わ、わかった……」


3/テベレ河

ざざざざざざざ…
ゲイ子「チッ……!
 むこうのほうが足が速いな……」
アキラ「囲まれた!?」
アサシン「クク……。
 我らに敵うと思うのか」
ゲイ子「数だけのクセに、偉そうなこと言ってくれるじゃないか?」
アサシン「何だと……」
ゲイ子「お嬢ちゃん、アタシが囮になる。
 あんたは逃げな」
アキラ「そんな……」
ゲイ子「ぐだぐだ言ってないで、とっとと行きな!」
アキラ「っ……!」だっ
アサシン「させるか!」
ギィン!
アキラ「きゃああっ!?
 ちょっ、こんなの、無理じゃない!?」
ゲイ子「諦めるな!
 女は根性!」
???「それはごもっともね」
アサシン「誰だ!?」
???「安心なさい、あたしは正義の味方。
 弱気を助け、強気を挫く、女の中のオンナ!」
アキラ(み、ミニスカポ○ス……!?
 って、それどころじゃなーいー!)
ゲイ子「この際加勢するんなら誰でもいいさ!
 アキラ、あの女について行きな!」
アキラ「あなたはどうするのよ!」
ゲイ子「何とかするっての!」
???「チチチ。
 それは見逃せないわよ、マダム。
 あたしがいる以上、死人は一人たりとも作らない」
ゲイ子「なかなか言ってくれるじゃないか?
 しかしね、あんたは一つ勘違いしてる」
???「なに?」
ゲイ子「アタシはまだ独り身だよ!」
ゴォッ
アサシン「うぉおおっ!?」
アキラ「……げ、ゲイ子……?
 怒ってない?」
ゲイ子「さあね!!」
???「……あ、あーら、ごめんなさい……?」


4/テベレ河戦闘終了後

ゲイ子「何とか片付いたみたいだね」
???「ええ。
 ……ところであなたたち、どうして追われてたの?」
ゲイ子「知らないよ。
 アタシらもそれが知りたいくらいさ、ねえ?」
アキラ「う、うん……」
???「ふうん…………ま、いいわ。
 どうせ、この近くの街まで行くんでしょう?
 あたしも同行していいかしら?」
ゲイ子「またさっきみたいなのがいると面倒だからね……。
 好きにしな」
???「ありがとう。
 あたしはマキ美って呼んで」
アキラ「………………」
ゲイ子「どうしたのさ、アキラ。
 またさっきの勘違いかい」
アキラ「多分、そう……」
ガサッ
マキ美「敵!?」
ゲイ子「いや、違う……。
 ……あれは……」
アキラ「人!?
 怪我してる!」
だっ
マキ美「ちょっと、アキラ!
 もう、さっきまで襲われてたのに無防備な子ね……!」
ゲイ子「正義の味方が愚痴るな。
 アタシらも行くよ」
たたたたた…


5/テベレ河戦闘終了後続き

瀕死の女性「う……あ……」
アキラ「大丈夫ですか!?
 ゲイ子、何か手当ての道具は……!」
ゲイ子「そうは言うけどねアキラ。
 その人、もう助からないよ」
アキラ「そんな……。
 あ、あなたも、さっきは味方が多いほうがいいって!」
ゲイ子「味方とお荷物は別モンだよ」
アキラ「!!
 あ、……あんた、一体何を言って……!」
瀕死の女性「いいの……いいの……もう……。
 それより……あなた……これを……」
アキラ「え……?」
瀕死の女性「おねが……お願い……!」
アキラ「し、しっかりしてください!」
がくっ…
アキラ「…………!!」
ゲイ子「アキラ、早くここを離れるよ」
アキラ「なにそんな、ひどいことを……!
 埋葬するくらいいいでしょ!?」
マキ美「その人が瀕死の重傷ってことは、ここも危ないってことでしょう。
 あんたがそれを頼まれた以上、あんたにはそれを守る義務がある。
 今は逃げるほうが先決よ」
アキラ「けど……」
??「ちょっと待つっち!」
マキ美「なに?」
??「ここっち!
 下っち、もっと下っち!」
アキラ「ど、どこ……」
??「こーこーっちー!」
ぴょこーん!
ゲイ子「なっ……!?
 喋るヒヨコ虫!?」
マキ美「白いヒヨコ虫なんて始めて見たわ……。
 それにこんな小さいのも……」
アキラ「……ヒヨコ虫?
 これ、喋る生き物じゃないの?」
ゲイ子「……あんたね、一体どこの箱入り……」
アキラ「あ、虫……そうか、虫が喋ったら確かに変か……」
??「キー!
 小娘ども、さっきからヒヨコ虫ヒヨコ虫とうるさいっち!
 ワシにはちゃんとした、シャロアーリャという優雅な名前があるっち!」
アキラ「……………………」
ゲイ子「なんだ、あんたまたここでも?」
アキラ「そうみたい……。
 疲れてるのかもしれないし、早く行こう……」
マキ美「そうね。
 あいつらもいつ来るか分からないし、とっとと行きましょ」
シャロアーリャ「キィイー!
 待つっち、小娘どもー!」
ぴょこーん、ぴょこーん、ぴょこーん…

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