クリングゾール
アキラと同じく、チキュウからネバーランドへ召喚された不幸な異界の魂。元男性。
四十代と思われ、目じりに皺、銀髪に白髪を見受けられるが、落ち着いた品のある女性としての美しさを持つ。
アキラとは違い、逃亡したときは既に男としての尊厳も破られた状態。そのため独りよがりな理由で自分を召喚し、身も心も傷つけたネバーランドの住人に強い憎しみを抱き、異界の魂として得た「天魔王の知識」を使いネバーランドを崩壊させてチキュウに帰るため暗躍する。
ヒュード羅
クリングゾールの打ち立てた「ノーヴァ教」幹部にして魔族至上主義者の女性。ヒステリックで嫉妬深く、勝つことを最大の価値とする。
外見的には波打つ金髪と険のある切れ長の目、露出の高い格好と美しいが、その執念深さ残酷性、精神の危うさから、まともに近づける男はいない。当然ながら、彼女が気持ちを「安定」させる瞬間などはなく、常に嫉妬と見下し、高揚と屈辱が渦巻いている。
カシア沙
修羅に生き、修羅に死ぬことを望む美貌の女剣士。ちょっとおでこが広い。
力なきものを命と見なさず、自分に抵抗する力を持つものこそ狩るに値する、どちらにしろ皆殺し思考の持ち主。「圧倒的強者」なき世界に生まれたことを後悔し、クリングゾールが生み出す存在がそれであることを知り、食客となる。組織に組み込まれる気がないせいか、妙に身軽。
ヒュード羅の元先輩に当たるが、ほぼ眼中外。
クンド和
神隠しに遭った女性が命と引き換えに産んだ異形の子ども。生まれた時から全身に刺青を施し、痩せぎすな身体にそぐわぬ怪力を持つ。
初めて村の人々から暴行を受けて以来、身体と知能の成長が止まってしまい、今も幼児のような振る舞いが多い。またそのとき、暴行を行った村民を殺害、騒ぎ立てる人々も殺し、以降遭遇した者全てを殺してきた。
しかしクリングゾールと出会うことで全てが変わる。同じ、身勝手な人々の被害者であるクンド和を憐れんだクリングゾールに触れられて以来、クリングゾールを神のように崇め、配下となる。
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