シオラ『ウナッ!?
ふぁ、ファイルーザいるしぃ…』
カルラ『では、少し待つと致しますか?』
シオラ『うん、ウチは待ってるから、二人は一緒に……。
あう、その……』
ヘルメス『…………』じー
カルラ『ヘルメス、シオラ殿の尻尾を掴んではいけませぬ』
ヘルメス『やっ』
シオラ『うう~…』
グェン「ちょっと意外な面子だな、こりゃ」
イサク「しかし、彼女たち以外に女性陣は残っていませんから、この組み合わせしかありませんよ」
ナイヅ「そ、そうだったな…。
じゃあ二人とも、これで止めるんだな?
というか止めろよ?」
グェン「ハイハイ」
ヴァン「なんっか忘れてるような気がするなあ…」
ゼロス「……あいつだろ」
イサク「はい?」
ナイヅ「き、気のせいだぞゼロス、おい大丈夫か顔色また悪くなってるぞ!?」ぐぎぎぎぎ
ゼロス「あだだだだだだだ…!!
やめろ気持ちわりいマジで吐くぞてめえ!」
カルラ『ヘルメス!
そんな格好のままで外に出ては…!』
ヘルメス『?』
グェン「ちびちゃんは論外だからなあ…」
イサク「それよりも、カルラさんのお母さんぶりが目に付きますね」
ヴァン「なつかしー…うちのお嬢もこんなときあったなぁ…」
ゼロス「………なあ」
グェン「ん?
どうした兄さん、もしかしてよもやそっちの道…」
ゼロス「どの道かは知らねえが、あのチビを拾ったのはあいつなんだよな」
イサク「確かにエトヴァルトさんでしょうが、それがどうか?」
ゼロス「……選んだのもあいつなんだよな」
ヴァン「選んだって……その、パンツ?」
グェン「ああ……まあ……そうなるよな……」
イサク「……………」
ナイヅ「いやっ、そりゃ幼児用下着となるとああいうのしかないと思うし…。
もし彼が選んだとしても、それはごく自然ことだと思うぞ…?」
グェン「まあそうなんだが、どうもイメージの問題がなあ…」
イサク「しかし幼児の下着を選んだ結果があれとは……。
四源聖も堕ちたものです……」
ナイヅ&グェン&ヴァン&ゼロス(お前が言うな)
カルラ『ヘルメスの興味がその、シオラ殿の尻尾とは思わず…申し訳ありませぬ』
シオラ『んー、けど、そんな気にしなくてもい…はぅっ!』
ヘルメス『♪』しっぽぎゅむぎゅむ
グェン「こいつは着替えるのにも時間かかりそうだなあ」
イサク「このお二人はもともと低露出ですから、そのくらいがこちらとしてはちょうど良いようにも思いますが」
ヴァン「って言っても、こいつらの服……。
間近に見てもどこがどうなってるのかわからなくないか?」
グェン「ああ、確かに飾りは多いよな……」
イサク「シオラさんは手足が既に装飾品のような感覚ですから、ご本人はあまり飾られていないように思いますよ」
ナイヅ「あの手足の環っか…風呂に入るときはやっぱ外すのか?」
グェン「黄金製なら錆びに強いって聞いたが、どうなんだろうなああれは…」
イサク「気軽に取り外しができるようには見えませんが……」
ゼロス「素朴な疑問大会になってんぞ」
グェン「む、さすが兄さん、ナイス軌道修正!」
ゼロス(言わねえほうがよかったな)
シオラ『ふー…。
あー肩ゴキゴキ~』
カルラ『カルラ殿の胸当ては重そうですからね…』
シオラ『実際重いよー。
うちの集落の決まりでさ、ハンターを選んじゃった以上、こうやって鍛えれる格好じゃなきゃダメなんだって』
カルラ『なるほど……』
グェン「おお、なるほど」
シオラ『だから、腕輪は錘代わりみたいなもん?』
カルラ『でしたら、そのカップの下にあるフックも鍛えるために?』
シオラ『そーそー。
これは、もう使ってないけどウチがもう少し小さかった時にね。
ここに重石ぶら下げてー、腹筋と背筋を…』
グェン「いや、それはないだろ!」
イサク「…どうでしょう、真偽の程はシオラさんの発言頼りですが」
ヴァン「ありうる話だと思うけどなー。
あいつ、ウサギ跳びとかまだやってそうな性格だし」
ナイヅ「ウサギ跳びって…。
この世界にもあるのか…」
ゼロス「なんかお前ら変なとこに喰い付いてねえか?」
シオラ『ウチ、これ着るまであんまりお風呂は好きじゃなかったんだけどなー』
カルラ『今は好きになりましたか?』
シオラ『うん!
あと寝るときとね、これ外せる理由できるとありがたかったなー』プチ
ヴァン「…………」ふいっ
ナイヅ「…………」そっ…
グェン「やっぱりシオラは内側に着けるタイプじゃないよなあ」
イサク「ですね。
この調子ならば、下もそのようだと考えるのが妥当なようです」
ゼロス「…そこまで行くと慣れってか変態の域だな…」
グェン「ん?
なんか言ったか?」
ゼロス「なんもねえ」
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