素朴な疑問/
グィスタビヌウス「それほど生物としての尊厳を手に入れたいのか?」
ジャドウ「……貴様にとって俺は『物』らしい。
であれば一つ『真の神』とやらに訊きたいな。
俺が『物』なら、何ゆえヒトとの間に子など作れる?」
グィスタビヌウス「………」
ジャドウ「そして更に疑問が湧いた。
貴様が真の神と言うならば、何ゆえ使途を創らんのだ?
偽の神どころか自然神の連中でさえ使途は必ず従えている。
使途が嫌ならつがいでもよかろう、この塔に篭り続けるいい慰みになる。
それすらせんということは、もしや貴様…」ニヤリ…
グィスタビヌウス「フ……何を言い出すかと思えば…。
我は真の神だ。
我は我が身で完結している、使途など不y…」
ジャドウ「なるほど、つがいに操を立てていると…。
案外初心だが、男は気持ち悪いだけだな」
グィスタビヌウス「我の話を聞け!!」
スノー「…っ」
アリア「どうしました?
顔色が悪いですよ?」
スノー「いいの、なんでもないわ…。
なんだか、ものすごい低レベルな争いを感じちゃって…」
ゼロス「なんだそりゃ」
一応収集はついたらしい/
グィスタビヌウス「一思いに殺してやってもよいが……それでは面白みに欠けるというもの」
ジャドウ「ほう」ニヤリ
グィスタビヌウス「……なんだ」
ジャドウ「いいや?
先程まで『真の神は感情など持たず。快楽など俗物の身にこそ宿るもの』などとのたまっていた真の神とやらが、『面白み』などにこだわるとは、と思ってな…」
グィスタビヌウス「………」←墓穴ったと思ったけど真の神だからそんなこと言えないし表現できない。
ジャドウ「所詮貴様も俗物、真の神などにこだわる羽虫に過ぎん。
認めるがいい、己の愚かさを!」
グィスタビヌウス「くっ…くぅっ……うっ…」←むかつくけど真の神だからそんな(以下略)
外交8知力8に挑むからそうなるんだ/
グィスタビヌウス「命ばかりは助けてやる、早々に冥界で眠るがよい!」
ジャドウ「情緒と余裕がない。
貴様それでも本当にラスボスか?
たかが元祖シリーズ・中ボスクラスの、『物』風情に動揺させられてどうする」
グィスタビヌウス(敗者が偉そうに……!)
「いま一度、眠りにつくがよい、と言うかつけ!」
ジャドウ「それで俺の言葉を真に受けるか貴様は」
グィスタビヌウス「(無視)我らが生まれ、汝が居るべき場所へ…。
そして、悪夢の中で果てるがよ…」
ジャドウ「はん!
俺が果てるのはスノーのちt」
…コォォォオオオオオオオ!
ドドドドドドドドド!!(ラ・デルフ○ス)
ジャドウ「ごふっ!」
パァアー…(空間転移魔法)
グィスタビヌウス「………………」←なんかものすごい疲れたけど真の神だからそんな(以下略)
縦が駄目なら横にしろ/
ゼロス「アイツを傷つけないようにするために手間取ってたってわけか。
あの頭だけをフッ飛ばしゃーいいんだろ?」
レ・グェン「簡単に言ってくれるよな」
スノー「…そう。
そう、ですね。
それしか手立てはありません…」
ゼロス「あ?」
スノー「初めてだから外れたら大変なことになるけど……。
それしかないのなら、いきます!」
レ・グェン「お、おい、ちょっと…」
スノー「エクセラン・シータ!!」
ぱしゅぅううんっ!(横から)
ゼロス「は?」
ぼとぼとぼと…
アデル「きゃーっ!
ちょっ、ちょっとなにこれ…」
レ・グェン「あのモンスターの肉片だろ!?
首から上をブチ抜いたみたいだが…。
ったく、派手にやってくれるなあ…」
アリア「皆さん、返り血と肉片で真っ赤になっちゃいましたね…」
アデル「のんきなこと言ってないの!」
スノー「ジャドウ、ジャドウ!
わたしです、わかりますか!?」
ジャドウ「スノー……お前は……」
ゼロス「つーかオレら必要ねえだろこれ」
男は根性/
スノー「ジャドウ? ジャドウ!
しっかりして!」
レ・グェン「大丈夫、気を失ってるだけだ。
こんなところじゃゆっくり休ませられないし…とりあえずここを出よう」
スノー「ええ……」
ジャドウ「ま…て……」
スノー「ジャドウ!?
無理しないで、大丈夫、彼らはわたしの…」
ジャドウ「……スノー、……ここでいっぱt」
ぱしゅう!(エクセラン・シータ)
ジャドウ「がふっ」
スノー「…行きましょう皆さん」
レ・グェン「え。
いや、助けるんだろ!?
そのために来たんだろ!?」
スノー「あんなことを言える余裕があるならまだあの人は平気です。
少しそこで寝たら勝手に付いて来ますから安心してください」にっこり
レ・グェン「……そ、そうか」
ゼロス「…………」←初めて女に恐怖を感じた
ぶっちゃけ/
ゼロス「誰のおかげで助かったと思ってんだ?」
ジャドウ「スノー」
ゼロス「ま、そうだろうがよ…」
ジャドウ「と言う訳で今後俺はスノーに色々と性的に尽くしてやらねばならぬ。
以降、勝手にスノーの部屋には入らぬよう他の連中に伝えておけ」
ゼロス「むしろてめえが勝手についてくんじゃねえよ」
スノー「それよりジャドウ。
あなた、さっきさらっと自分の魂胆言いましたね?」
あるある/
ジャドウ「約束しよう、二度とお前から離れはしないと」
スノー「ジャドウ……」
ジャドウ「…………」もぞ
スノー「ぁ、ちょっ、ちょっとこんなところで…!
だめですってば…、怒りますよ!」
ジャドウ「仕方のない…。
適当な宿でも見繕って……」
スノー「戻らないんですか?」
ジャドウ「他の場所のほうが遠慮はせんで済む」
スノー「……もう」
ジャドウ「それにしても、お前も止めさせようとはせんのだな?」
スノー「もう諦めました」
ジャドウ「ほう?
その割には諦めが早すぎるように思うが…?」
ゼロス「つーかとっとと来いよてめえら!」
それで済めば/
くすくすくす…
ナイヅ(入っていいかな?
ま、昼間だし、様子から言って普通に…)
ガチャ
スノー「…………」
ジャドウ「何のようだ?」
inベッド
ナイヅ「…………。
お、お邪魔みたいだな…………」
GOCにはあるのに/
ジャドウ「フン、下らんな…。
世情が変わろうが、人が変わろうが、結局、失望だけは付いて回るということか」
スノー「ジャドウ…?」
ナイヅ「…何か、気に障るようなことでもあったかな?
オレとしては、普通に説明をしていただけのつもりなんだが…」
ジャドウ「この現状にキサマが満足しているのであれば言ったところでどうしようもない」
ナイヅ「いや、何か不満があるのなら是非言ってほしい。
具体的に何に対して不満なのかわからないままなのは、あまり気持ちのいいものじゃないからな」
ジャドウ「キサマに共感されたところで俺の慰みにはならん」
ナイヅ「しかし…不満が知られるようになれば、自分の中で閉じ込めているよりも改善される可能性はあると思うし……」
ジャドウ「…はん…改善、な。
この調子であればもとより俺の望みなど叶うべくもないが、まあよかろう」
ナイヅ「………」
スノー「………」
ジャドウ「何故、アクセサリー欄に獣耳がない」
スノー「はい?」
ナイヅ「…………」
ジャドウ「この冒険者ならば痴女さながらの露出が許される時勢にも関わらず、何故勢いに乗って獣耳宜しく獣尻尾宜しくそれらに準じたものがない。
見た目だけであろうが何ら意味を為さぬものであろうが種族的に被ろうがそれは男にとって求めて止まぬもののはずだろうが!
闘いに媚びも過剰装飾も求めていないとは今更誰にも言わせん!!
むしろその言葉にこそ何ら説得力がないのは火を見るより明らか!!
であれば素直に装備にも媚びればよかろう、否、それが、それこそが本来許されるべきであり、媚び第一歩の形である筈だ!!!」
スノー「………………」
ナイヅ「………あなたは………」
ジャドウ「…それすらも分からぬと言うのであればそれでもよかろう。
俺は俺の義を貫く…」
ナイヅ「いや…!
いいや、あなたは正しい、間違っちゃいない!」
スノー「え」
ナイヅ「それは誰しも胸に秘めながら、けれどそこは言っちゃいけないと思っていたことなんだ!
けれどそれを声に出して言える人物は、今まできっと誰一人としていなかった…。
あなたを心から尊敬するよ……本当に、歴史書にあったような悪人とは思えない……」
ジャドウ「フン…」
スノー(なんだか気持ちの悪い空間…)
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